第16回三大学連携・障がい者のためのスポーツイベント(筑波技術大学会場)に参加しました
11月23日(木・祝)10:00〜12:00まで、筑波技術大学天久保キャンパス体育館においてコロナ禍後初めての掲題イベントが開催されました。
本会指導員として中野典子さんが参加されレポートを寄稿していただきましたので掲載します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
初めて筑波技術大学障がい者スポーツイベントに参加しました。7つのスポーツ(ボルダリング体験、ラダーゲッター、ハンドアーチェリー、フライングディスク、卓球バレー、ボッチャ、モルック)体験、手話教室、競技用車いすの体験コーナーと様々なブースが設けられていて、それぞれに指導員やボランティアさんもいて、明るくウェルカムな雰囲気が初めて体験する人達でも安心してスポーツを楽しむことができる環境だと感じました。指導員としてフライングディスクのブースでしたが、一緒に指導してくださる方も参加者に丁寧に楽しめるように指導されていてとても勉強になりました。
また、知人を誘っての参加でもありました。「ケア児のため兄妹同士で普段スポーツを楽しむという機会が少なかったので、一緒に楽しめることができて良かったです」と嬉しい言葉も聞けました。本人も初体験のモルックを足で蹴って参加!初めは緊張してましたが、慣れたらいつもの蹴りが(笑)。参加してくれてありがとうございました。最後に、とてもアットホームなイベントでまたぜひ参加したいイベントでした。おせわになりました、ありがとうございました。
(事務局から)同じ会場にいて感じたことですが、「パラスポーツ=障がい者スポーツ」は障がいのある人の有する諸条件に応じて用具やルールを柔軟に運用し、その活動素材の持つ本来の楽しさを損なわないように配慮して、スポーツ、運動、遊び等を楽しむものです。モルック競技では本来モルックを上から投げないこととされています。しかし、下から投げられない参加者が複数今回のイベントには参加されていました。このような人たちにどのようにモルックを楽しんでもらえるかを考えた時に、上から投げる(落とす)、脚を斜めにして膝から転がすあるいは写真のお子さんのように座って脚で蹴るなど、柔軟な対応を取ればモルックを楽しめるのではないかと感じました。あるいはボッチャで使用するランプ状のものを簡易に作って利用することなどもありなのかもしれません。モルックは近頃かなり多くの人たちに楽しまれるようになってきましたが、今後さらに多くの人たちに楽しさを感じてもらう上で、指導する人たちが共通認識を持つことも重要ではないかと感じました。