第22回全国障害者スポーツ大会が開催されました。

10月29日〜31日(土ー月)の3日間、栃木県宇都宮市を中心に第22回全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」が開催され、本県から総勢103名(選手59名、役員44名)が参加しました。競技成績等は茨城県障害者スポーツ・文化協会のFacebook県障害福祉課のホームページでご覧ください。大会前のPCR検査、大会中から県庁に戻るまで3回の抗原検査があり新型コロナウイルス感染予防の対策が徹底されていました。本会からは6名の指導員が陸上、フライングディスク、卓球の各競技に派遣されました。そのうち、小野さん、坂田さんから参加報告が寄せられましたので掲載します。移動等を含め6日間の長丁場本当にありがとうございました。

フライングディスク開始式

第22回全国障害者スポーツ大会(いちご一会とちぎ大会)に参加して  小野 善弘

 4年ぶりの全国障害者スポーツ大会が、10月29日(土)から10月31日(月)の3日間にわたり開催され、フライングディスク競技のコーチとして競技期間を含めて5泊6日での参加となりました。全国障害者スポーツ大会への参加は初めてであり、ハラハラドキドキの体験でした。フライングディスク競技には茨城県からは7名の選手と7名の役員での参加であり、私は視覚障害を持った選手の担当となりました。これまで何度かフライングディスク大会の審判を行った経験はありますが、選手の生活全般や競技の補助を担うのは初めてであり、開催日が近づくとともに不安は膨らむばかりでした。最大の不安はコロナ禍での開催であり選手・スタッフへの感染でしたが、出発前のPCR検査と徹底した予防対策を実施したことにより、茨城県選手団からは一人の感染者も出さずに大会を終えることが出来ました。今大会での貴重な経験の一つは生活支援であり、起床、食事、競技等のすべての面で行動を共にして支援にあたりました。特にホテルでの食事はバイキング形式で食べたいものを食べたいだけお皿等に取っていくのですが、口頭で何があるのか説明し、どの位の量が必要なのかを聞き取り対応する必要があり、慣れるまでは何となくぎこちなかったのですが、回数を重ねるごとに早くテーブルに着くことが出来るようになりました。競技の支援面では、視力が極めて弱くディスクを投げて7メートル離れた直径1メートル弱の金属製の輪の中に、10回投げていくつ入れることが出来るかを競うアキュラシー競技では、招集所から待機所、投げる位置まで誘導し、ディスクの外れた方向を時計の時間に例え「6時の方向に1メートルはずれ」などと告げて飛んだ方向を知らせる役目があります。担当した選手が全国大会5回目であり緊張したなかにも余裕があり、私の肘に手を添えながら「肘が震えていますよ」などと軽口を言われるほどに選手との呼吸が合うようになりました。選手との意思の疎通を図るうえでは、ホテルに到着した当夜に参加者と多くを語り合い信頼関係を深めたことが効果絶大であったと思います。今回は楽しくいい経験をさせて頂き深く感謝しています。

第22回全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」(陸上競技)に帯同して  県央ブロック 坂田耕司

 帯同役員として県内での派遣選手練習会、栃木「いちご一会とちぎ大会」(陸上競技)に、参加しました。茨城大会(台風で中止)、鹿児島、三重大会は、(新型コロナで中止)で、実に4年ぶりの大会でした。県内練習会時の記録会でも、大会記録を意識してトライしているなと感じていました。実際に大会練習日、大会宿舎、競技前アップ時等々に話をしてみると、今年で卒業なので絶体出たかったとか、昨年卒業したけど在学中は全て中止だったので卒業しても1年間働きながら練習して来た、年齢区分が変わってしまったがやっと参加出来る等々、大会が開催され選手として、競技参加がやっと出来る嬉しさが強く感じられました。開・閉会式、大会村等々、新型コロナ禍でも開催してくれた「いちご一会とちぎ大会」・栃木県、来年に再度、新型コロナ禍での開催に手を挙げた鹿児島県に感謝と期待です。帰りのバスの中で、来年は鹿児島だよねと話していた選手の声を聞きながら帰ってきました。来年は、大会参加のPCR、大会中の抗原検査、帰県時の抗原検査がなくなっている事を願っています。

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